社会に出ても
ある時、とても小さな会社だったけれども、好きになれる仕事に巡り会えた。
僕は、居場所を見つけたようで、必死に頑張り、結果もついてきた。
ある時、会社オーナーの旧知の人間が役員として入ってきた。当時、僕は会社で一番の売り上げを上げていて、役員会議にも出席させていただいていた。
彼は、会社を根本的に変えようとした。会社には負債があり、焦げ付いたものもあった。あの手この手を使い、当時の社長に3000万円の消費貸借契約を書かせ、会社を追い出した。
僕は、会社が借りている不動産物件の連帯保証人に個人としてハンコを押させられた。
なぜ逆らえなかったのか、逃げなかったのか
怖かったからだ。
普段からヤクザ付き合いがあることを標榜していた。
ある日、言われた。
「親兄弟はかわいそうだから、女房、子供は全部殺す」と。
今思うと犯罪そのものだったけれど、当時は、逃げたら身内に迷惑がかかると思っていた。
当時、彼は45を過ぎていただろう。これをいじめというのかどうかはわからないが、こういう人は、きっと死ぬまでこういう人なんだろう。
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